​ 20柱の女神を生んだチームKⅣ 1st stage

​最初に、20柱とはこれまでこの演目を行った20人のことである。柱とは神の助数詞。


シアターの女神公演は、2014年1月のKⅣ始動発表、5月の初日より2年弱行われてきた1st公演である。

 木本花音草場愛後藤泉伊藤来笑岡田栞奈が去った。

開演する上で研究生の出演は必須であり、グループとしてもドラフト生の加入で人員はさほど変わらない。しかし、5人が抜けた分人数的に埋めたという印象でチームの力は落ちた。山田菜々らが抜けても公演の質を落とさないどころかあげたチームMの様にはなかなかいかない。
あのメンバーでこの演目がどハマりしたことを裏付けるとも言える。

 

勇気のハンマーから僕たちの紙飛行機までどの曲にも出演メンバーによってココという見所が存在する。生誕では夜風の仕業をやるといった風潮もありユニット制覇したメンバーも多い。曲中の自由度が高い好き 好き 好きやオネストマンなどKⅣらしさの爆発する曲は「楽しい」の枠を超える。それでいてサヨナラのカナシバリなどの曲も背伸びすることなく表現する。天井も高く最も大きな劇場であるがために小粒に見えやすいという難点は空間を掌握することで有利な環境となった。

 

このチームが発表された九州7県ツアーの時は1人づつの存在感やポジションはありつつもまだ薄いものだった。あの頃よりは指原莉乃の圧倒的一強時代はおさまりメンバー各々の魅力を劇場公演以外でも見せられるようになった。アウェーな各劇場の追加公演を見てもそう思うだろう。映画でも指原は紅白について私が連れて行くのではなく、みんなが連れて行ってと言っていた。だが、それでもHKT=指原は変わりないし48で最も売上が低く横ばいなグループである。グループ集合の運動会やAKBの箱では良くも悪くも指原軍団であるし、単独コンもバラエティ的だ。代々木を見るともうコンサートが面白いHKTなんて言わない方がいいと思ったし圧倒的地元感のないグループ。福岡はLinQ
NGTが出来て流れる人もいるだろうしHKTはHKTらしさをアピールしなければならない。新曲の74億分の1の君へには酷くがっかりした。ここ2,3枚のブレるA面はらしさを刷り込めないものだ。何故かHKTファンには評価の高い両支配人にはまだついていくのだろうか?


NMB山本彩を見れば一強は言い訳にはならない。KⅣとしてもHKTとしてもこの公演を通して力をつけ、飛躍する準備が十分にできた。

しかしもう4年半。このタイミングで「最終ベルが鳴る」へ演目が変わる。いいタイミングなのかもしれない。

専用劇場がなくなり、公演が減る中であらゆるチャンスをものにして欲しい。


今田、岩花、植木、多田、熊沢、下野、田中、冨吉、朝長、深川、渕上、宮脇、村重、本村、森保
彼女らが個としての認知が広がる日は近い。


現メンバー15人はシアターの女神公演を通して15柱のそれぞれが重要なHKTを支え構成する女神、そして柱となった。

しかしいつまでも屋根の下にいるわけにはいかないのだ。